「子供のためにお金を貯めたい」——おそらく多くの親御さんが一度は考えることではないでしょうか。
学費・留学・将来の独立資金と、子供にかかるお金は想像以上に大きいです。
子供用の資産運用を始めたいと思いつつ、
「未成年口座はどこで開設すればいいの?」
「みんなどんな銘柄を買っているの?」
「結局オルカン?S&P500?」
と迷う方は多いと思います。
ドンヨーク我が家でも、子供の将来に向けて楽天証券の未成年口座を開設し、実際に積立投資をしています。
現在0歳の子供がいますが、すでに児童手当やお年玉を元手に、資産が少しずつ増えてきています。
この記事では、以下について実践ベースでリアルにお話しします。
- なぜ楽天証券を選んだか
- 未成年口座で実際に何を買っているか
- 我が家の運用方針と資産シミュレーション
- 「こどもNISA」(2027年予定)について
- 未成年口座の注意点(贈与税と確定申告)



子供の資産形成で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ楽天証券で未成年口座を作ったのか
一番の理由は、自分が楽天証券ユーザーだからです。
すでに親自身が楽天証券に口座を持っている場合、未成年口座の申し込みは自分のアカウントにログインして手続きを進めるだけで完結します。
ログインIDは親口座とは別に発行されますが、開設の申し込み手続きや書類アップロードはすべて親口座の管理画面からまとめて行えるため、スムーズに進められます。



使い慣れたインターフェースで手続きが完結するのは、初めて子供口座を作る際に余計な戸惑いがなくて助かります。
ただ、それだけではありません。
楽天証券で未成年口座を開くことには、実用面でのメリットもあります。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 0歳から開設可能 | 未成年口座は0歳から開設でき、満18歳未満が対象 |
| 投信の購入手数料ゼロ | 楽天証券で取り扱う全ての投資信託は購入時手数料が無料 |
| 投信残高ポイントプログラム対象 | 対象ファンドを保有すると、保有残高に応じて毎月ポイントが貯まる (ポイントプログラムの詳細はこちら) |
| WEBで開設完結 | 郵送不要でWEB申し込みが可能。審査完了まで約3〜4営業日 |
| 積立設定の引き継ぎ | 未成年口座での投資信託の積立設定は、成年口座になった後も引き継がれる |
楽天証券の未成年口座に関する詳細情報は、以下の公式ページをご確認ください。
参照:未成年口座(楽天証券HP)



特に「積立設定の引き継ぎ」は地味に嬉しいポイントです。
子供が18歳になって成年口座に切り替わっても、それまで設定していた積立がそのまま続きます。
長期運用を止めずに継続できるのは大きなメリットです。
我が家で実際に買っている銘柄はこれ
では、我が家では実際に何を買っているか。



答えはシンプルで、「楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド」一本です。
このファンドの概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ベンチマーク | NASDAQ-100インデックス(円換算ベース) |
| 信託報酬 | 年率0.1980%(業界最安水準クラス) |
| 純資産額 | 2011.83億円 |
| 購入手数料 | 無料 |
ファンドの情報は楽天証券のサイトを参照しています。
楽天証券:楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド



楽天NASDAQ-100は「ほったらかし投資」で攻めた投資をしたい方の最適解だと思っています。
具体的な理由は以下の記事でも紹介しています。


私が子供口座の運用で考えていることはシンプルで、
「長期で最もリターンが期待できる指数に、できるだけ低コストで乗る」
です。
子供の口座は18歳まで——最低でも10年以上の超長期運用です。
この時間軸があれば、値動きの大きさを受け入れてでも、NASDAQ100の成長力に賭けるのが合理的だと考えています。
なお、高リターンを狙うなら「FANG+指数」や「半導体指数」の成長力も魅力的ですが、これらは銘柄の集中度が高く、値動きもより大きくなります。
よって、子供の将来のための資金という性質を考えると、NASDAQ100くらいのリスク水準がちょうどよいと判断しています。
また、子供口座だからこそ、コストへのこだわりは特に重要です。
20年近く保有するなら、信託報酬の差は複利で無視できない差になります。
楽天・プラス・NASDAQ-100は、楽天投信投資顧問が運用する「楽天・プラス」シリーズの商品で、原則として信託報酬率を機動的に引き下げるなど、同種の投資信託の中で業界最安水準のコストでの運用を目指しています。
PR TIMES:楽天証券、iDeCo商品ラインアップにNASDAQ-100を指標とした投資信託を追加
当ファンドの0.1980%という水準は、現時点でNASDAQ-100連動ファンドの中でも最安クラスです。
我が家の運用方針と資産シミュレーション



次に、「我が家の運用方針」と「将来どれくらいの資産になることを想定しているか」について述べます。
運用の原資は「児童手当」が基本
まず、運用の原資について。
毎月受け取る児童手当は、すべてこの運用に充てています。
児童手当の額は以下のとおりです。
| 子供の年齢 | 一人当たりの額(月額) |
|---|---|
| 3歳未満 | 15,000円(第3子以降は30,000円) |
| 3歳以上 高校生年代まで | 10,000円(第3子以降は30,000円) |
第1子の場合、合計の基礎元本は以下のように計算できます。
- 0~2歳までの3年間:年間18万円 × 3年 = 54万円
- 3~18歳までの15年間:年間12万円 × 15年 = 180万円
- 基礎元本合計:234万円
さらに、お年玉や親戚からのお祝い金なども運用に充てています。



ただし、子供が物心ついて自分でお金を使うようになったら、これらは運用に回さず自由に使ってもらう予定です。
基本は「児童手当」をベースに、幼い頃にもらったお金はプラスで投資口座へ入れるという方針です。
購入タイミングはスポット購入
我が家では「お金が入ったら投資口座へ」という方針をとっていますが、自動積立の設定はしておらず、スポットでの購入を基本としています。
自動積立にしない理由は、入金のタイミングが毎月一定ではないからです。
児童手当の振込は2ヶ月に1度まとめて入金されますし、お年玉や祝い金は不定期です。
毎月定額を自動で引き落とす設定よりも、「入金があったらその都度購入する」スポット購入のほうが、我が家のお金の流れには合っています。
将来の資産シミュレーション
我が家の投資方針である
- 原資は「児童手当」が基本
- 購入銘柄は「楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス」
をベースに、18年間運用をしたら資産がどれくらいになるかをシミュレーションしてみました。
シミュレーションは、当ブログでも提供している自作のツールで行います。



今回使用した投資シミュレーションツールは、以下の記事で公開しています。
ご自身の条件を入力して、ぜひ試してみてください。


シミュレーションの条件(入力値)は、以下とします。
- 0~2歳までの3年間は、年間積立額を18万円とする
- 3~18歳までの15年間は、年間積立額を12万円とする
- 年率は「15%」と「20%」の2パターンで計算する(NASDAQ100の過去実績を参考)
※今回は、原資を児童手当のみ(お年玉などを含まない)としてシミュレーションを行います。
※本シミュレーションでは 税金・手数料・分配金などの要素は考慮していません。



私の想定(願望)では、NASDAQ100は今後も年率15~20%程度で成長していくことを期待しています。
上記の条件でシミュレーションを行った結果がこちらです。
| 年齢 | 資産額(万円) | |
| 年率=15% | 年率=20% | |
| 0 | 18 | 18 |
| 1 | 39 | 40 |
| 2 | 63 | 66 |
| 3 | 84 | 91 |
| 4 | 109 | 121 |
| 5 | 137 | 157 |
| 6 | 207 | 200 |
| 7 (小1) | 250 | 252 |
| 8 | 250 | 314 |
| 9 | 300 | 389 |
| 10 | 357 | 479 |
| 11 | 423 | 587 |
| 12 | 498 | 716 |
| 13 (中1) | 585 | 871 |
| 14 | 685 | 1,057 |
| 15 | 800 | 1,280 |
| 16 (高1) | 932 | 1,548 |
| 17 | 1,084 | 1,870 |
| 18 | 1,259 | 2,256 |
後半になるほど年率の違いで大きく差が出ますが、
高校卒業時点で1,000万円以上、うまくいけば2,000万円超の資産になる可能性がある
と考えています。



お年玉などの上乗せ分を加味すれば、さらなる資産増加が期待できます。
もちろん、実際の市場環境は大きく変動する可能性があり、シミュレーション通りに推移するとは限りません。
あくまで参考値としてご覧ください。
【リアルな実績公開】赤ちゃん口座で、すでに含み益が出ている



参考として、実際の我が家の実績をチラッと公開します。
子供が生まれて数ヶ月後に楽天証券の未成年口座を開設し、数ヶ月分の児童手当とお年玉を入金して運用をスタートしました。
以下が実際の楽天証券の画面です。





運用を始めてまだ数ヶ月ですが、すでに約+17,000円の含み益が出ています。
子供の成長とともにこの数字がどこまで伸びていくのか、これから楽しみです。
【参考】2027年からは「こどもNISA」も使える予定



ここで、2027年に予定されている「こどもNISA」に関する内容を紹介しておきます。
2023年末でジュニアNISAが廃止され、2024年以降、新NISAの口座は未成年者が開設することができません。
よって、現在の未成年口座は課税口座のため、運用益に対して約20%の税金がかかります。
しかし、将来的にはこれが変わる予定です。
以前のジュニアNISAの復活ではなく、引き出し制限の緩和や非課税保有期間の無期限化など、より柔軟な制度となって新たに生まれ変わる見込みです。
| 項目 | こどもNISAの内容(予定) |
|---|---|
| 対象年齢 | 0〜17歳 |
| 年間投資上限 | 60万円 |
| 非課税保有額上限 | 600万円 |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
| 対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託のみ |
| 引き出し制限 | 12歳以上から条件つきで引き出し可能 |
| 成人後の移行 | 現行NISAのつみたて投資枠に自動的に移行 |



「こどもNISA」のポイントを3つ解説します。
① 非課税保有期間が無期限
ジュニアNISAの非課税期間は原則5年間でしたが、「こどもNISA」は無期限で保有できるよう検討が進められています。
これは現行の成人向けNISAと同等の扱いであり、長期運用に非常に有利な設計です。
② 条件を満たせば12歳から引き出し可能
こどもNISAでは、以下の条件を満たすことで、12歳以上から引き出しが可能になる予定です。
- 用途が子供のためであること(学校の入学金や授業料など)
- 子供が引き出しに同意していること
- 金融機関へ必要書類の提出をおこなうこと
学校の入学金や授業料など、子供のためにまとまった資金が必要な際に、柔軟に引き出しできるのがメリットです。
③ 成人後はNISAの「つみたて投資枠」に移行
「こどもNISA」で投資した資産は、18歳になると現行NISAのつみたて投資枠に自動的に移行されます。
つまり、子供が成人した後もそのまま非課税での運用を継続することが可能です。
この制度はあくまで2025年12月26日「令和8年度税制改正の大綱」(財務省HP)に基づく予定内容であり、今後の国会審議の過程で変更される可能性があります。
参照:こどもNISAとは?制度内容やジュニアNISAとの違いを解説(楽天証券HP)
最新情報は、財務省や楽天証券などの公式サイトでご確認ください。
本記事では以下を参照してポイントをまとめています。
【未成年口座の注意点】贈与税と確定申告
最後に、未成年口座で運用する際の注意点についてお話しておきます。



ポイントは「贈与税」と「確定申告」の2点です。
① 贈与税について
未成年口座への入金は、法律上は「親から子への贈与」にあたります。
しかしながら、年間の贈与額が基礎控除の110万円以内であれば、贈与税はかかりません(国税庁HP:贈与税)。
ただし、贈与税の基礎控除(年間110万円)は、「誰からいくらもらったか」ではなく、「子供本人が1年間で合計いくら受け取ったか」で判定されます。
そのため、親からの入金だけでなく、祖父母からのお祝い金や贈与なども含めた年間合計額には注意が必要です。
なお、贈与税の対象になるのは、原則として「贈与した時点の金額」です。
よって、例えば、110万円を子供口座へ入金し、その後の運用で150万円へ増えた場合、増えた利益部分に対して追加で贈与税がかかるわけではありません。
児童手当(年間最大18万円前後)+お年玉など、通常の範囲であれば問題ありませんが、大きな金額を一気に入金する場合は注意が必要です。
② 確定申告について
未成年口座で利益が出た場合、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでいれば、原則として確定申告は不要です。
一方で、確定申告を行うことで、売却益に対して源泉徴収された税金の還付を受けられるケースもあります。
ただし、子供名義の口座で発生した利益は、「子供本人の所得」として扱われます。
そのため、所得が一定額を超えると、扶養に影響する可能性があります。
具体的には、16歳以上の子供の場合、合計所得金額が一定額を超えると、親の扶養控除へ影響する可能性があります(国税庁HP:扶養控除)。
※ 2026年現在、所得税の扶養判定に関わる基準は「合計所得金額58万円以下」がひとつの目安となっています(住民税は43万円以下)。
国税庁HP:令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について
なお、制度は改正される可能性があるため、最新情報は国税庁などで確認してください。
また、16歳未満は扶養控除の対象外ですが、健康保険の被扶養者判定など、別の制度へ影響する可能性もあります。
こうした点を踏まえると、未成年口座では「特定口座(源泉徴収あり)」を選び、基本的には確定申告をしない形で運用するのが、シンプルで管理しやすいと思います。
まとめ:子供の資産形成は「シンプル・長期・低コスト」+「ちょっと貪欲」に
本記事で紹介した我が家の運用方針を、改めてまとめます。
| 項目 | 我が家の方針 |
|---|---|
| 証券会社 | 楽天証券(未成年口座) |
| 購入銘柄 | 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド(これ一本) |
| 積立の原資 | 児童手当+幼少期のお年玉・お祝い金 |
| 購入方法 | スポット購入 |
子供の資産形成において、難しい銘柄選びや複雑な戦略は必要ありません。
「長期で最もリターンが期待できる指数に、低コストで乗り続ける」——これだけで十分だと考えています。
子供口座の最大の武器は、大人よりも長い「時間」です。
15〜20年近い運用期間があるからこそ、短期的な値動きを気にせず、長期の成長性が期待できる銘柄にどっしり乗り続けることができます。
また、今後は「こどもNISA」の創設も検討されており、子供向けの長期投資環境はさらに整っていく可能性があります。



「子供の将来のために何か始めたい」
そう考えている方は、まずは少額からでも未成年口座での積立投資を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事は、未成年口座に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を推奨・勧誘するものではありません。記事内で紹介している投資手法や考え方は、筆者個人の見解に基づくものです。
また、記事内のシミュレーションは、将来の資産推移を概算で把握するための参考情報を提供するものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。
投資はご自身の判断と責任において行ってください。





