「新NISA、とりあえずオルカンやS&P500で始めてみたけど、もう少し攻めてみたい」
「年率10%程度の利回りでは、少し物足りない」
そんな投資家たちの間で、いま最も熱い視線を浴びているのが「iFreeNEXT FANG+インデックス」1です。
2025年3月、このファンドの純資産総額がついに1兆円という大台を突破しました。2
それは、単なるブームではなく、多くの賢い投資家たちが「次世代の覇者」を見極め、本気で資産を託し始めているという証拠に他なりません。
多くの人がインデックス投資の王道である「S&P500」や「NASDAQ100」からスタートする中で、なぜこれほどまでにFANG+が選ばれているのでしょうか。
その理由は、なんといっても「最強の10社」への一点突破感!
S&P500がバランスよく分散された安定型の投資だとすれば、FANG+はAIやクラウドの最前線を走る企業に集中した、攻めの投資です。
本記事では
- 「そもそもFANG+って何?」という基礎知識
- 2026年最新の構成銘柄と組み入れルール
- これまでの歴史と驚きのパフォーマンス
- FANG+への投資が向いている人
について、初心者の方にも分かりやすくまとめました!
ドンヨーク新NISAの銘柄選びで迷っている方の参考になれば幸いです。
FANG+の誕生から指数になるまで
「FANG」という略称は、2013年にアメリカのテレビ番組「Mad Money」の司会者ジム・クレイマーによって造られました。3
当初はFacebook、Amazon、Netflix、Googleの4社を指す言葉でした。
その後、Appleがすぐに加わり「FAANG」となります。
さらに市場の主役がAIや半導体へと移り変わる中で、Microsoft、Tesla、NVIDIAといった企業も含めた「次世代の精鋭軍団」を指す言葉として進化を遂げました。
大きな転換点は2017年。
世界最大級の取引所グループであるICE(インターコンチネンタル取引所)傘下のNYSE(ニューヨーク証券取引所)が、これらをパッケージ化した「NYSE FANG+指数」4を正式に算出開始しました。
これにより、単なる「話題の銘柄の集まり」だったFANGは、今や世界中の投資家が指標にする「公式なエリート指数」へと進化したわけです。
この指数を正式に算出した背景には、投資家のニーズに応えるための「戦略的な合理性」がありました。
FANG+が「公式な指数」として誕生した3つの理由
NYSE FANG+指数が正式に算出された背景として、具体的には、以下の3つの理由が挙げられます。
理由①:メガテック株への投資ニーズの可視化と商品化
2010年代半ば、Facebook(現Meta)やAmazonなどのいわゆる「FANG」銘柄は、市場全体の成長を牽引する圧倒的な存在となっていました。
しかし、当時はこれら特定の成長株グループにまとめて投資できる公的なベンチマークが存在しませんでした。
ICEは、この「特定の高成長銘柄に集中投資したい」という投資家の強い需要を数値化・指数化することで、先物取引やETFなどの金融商品を組成しやすくすることを目指したのです。5
これにより、個人投資家でも「10社の株をバラバラに買う」という手間をかけず、ひとつのパッケージとして手軽に、かつ低コストで最強のハイテク集団に投資できる環境が整いました。
理由②:ハイテク株のリスクを管理する「ヘッジ手段」の提供
ハイテク株は成長力が高い反面、景気の変動や金利の動きによって「価格が急激に上下しやすい(ボラティリティが高い)」という特徴があります。
もしあなたがFANG+の銘柄をたくさん持っているときに、市場全体が暴落しそうになったらどうしますか?
慌てて全部売却するのは大変ですし、売却益に対して税金の支払いも発生してしまいます。
そこで役立つのが「公式な指数に基づく先物取引」です
FANG+が正式な指数として定義されたことで、その指数を原資産とした先物取引の仕組みが生まれました。
先物取引を使えば、株を売らなくても、「価格が下がったときに利益が出る予約」を入れることができます。
相場の先行きが不安なときに指数を「売り」から入ることで、下落による損失を相殺するといった運用が可能になるのです。
イメージとしては、こういうことです。
- 株価が上がるとき → 保有株で利益が出る
- 株価が下がるとき → 先物の「売り予約」で利益が出て、保有株の損を相殺できる
このように、下落のダメージを最小限に抑えるための「保険」のような仕組み(ヘッジ)を機関投資家やプロの運用者に提供するために、公式な指数として定義される必要があったのです。
理由③:既存指数(S&P500等)との差別化
S&P500やNASDAQ100などの既存のインデックスは、時価総額が大きい銘柄ほど比重が重くなる「時価総額加重平均」という仕組みです。
そのため、特定の巨大企業の動きに指数全体が大きく左右されるという課題がありました。
FANG+では、あえて「10銘柄」という極めて限定的な数に絞り、さらに各銘柄を10%ずつ均等に保有する「均等加重方式」という独自のルールを採用しています。
10社すべての成長を10%ずつ均等に取り込むこのスタイルによって、既存のインデックスとは異なるパフォーマンス特性を持つ「新しい投資の選択肢」が市場に生まれたのです。
FANG+を構成する最強の10社
2026年3月1日現在の構成銘柄は以下の10社となっております。
| 企業名(ティッカー) | 主な事業・役割 |
| メタ・プラットフォームズ(META) | Facebook・Instagram・WhatsAppを擁する世界最大級のSNS企業。 独自AIチップ開発とオープンソースLLM「Llama」でAIインフラにも進出 |
| アマゾン・ドットコム(AMZN) | 世界最大のEコマースと、クラウド市場をリードするAWS(Amazon Web Services)を展開 |
| ネットフリックス(NFLX) | 190カ国以上でサービスを展開する世界最大の動画配信プラットフォーム。独自のデータ分析でコンテンツ戦略を高度化 |
| アルファベット(GOOGL) | 世界最大の検索エンジン・YouTube・広告ビジネスを核に、AIモデル「Gemini」で次世代AI市場を牽引 |
| アップル(AAPL) | iPhone・Macを中心とする高付加価値デバイスと、「Apple Intelligence」が示す独自AIエコシステムの構築 |
| マイクロソフト(MSFT) | エンタープライズ向けクラウド「Azure」を展開し、OpenAIへの大規模出資で生成AI時代の企業向けインフラをリード |
| エヌビディア(NVDA) | AI開発に不可欠なGPU(画像処理半導体)で世界市場を席巻。生成AIブームの最大の恩恵を受ける"AI経済圏の基盤" |
| ブロードコム(AVGO) | AIデータセンター向けのカスタムAIチップ(ASIC)と通信ネットワーク半導体で、AIインフラを縁の下から支える |
| クラウドストライク(CRWD) | AIを活用した次世代エンドポイントセキュリティのトップ企業。デジタル化・AI化が進むほど需要が高まる構造的成長株 |
| パランティア・テクノロジーズ(PLTR) | 政府機関や大企業向けにAIを活用したデータ分析・意思決定プラットフォームを提供。防衛・諜報分野で圧倒的な実績 |
※2026年3月17日、クラウドストライクが外れ、新たにマイクロンが加わることが決定しました!



各企業の事業内容と最新動向については、こちらの記事で詳しく解説しています。


FANG+の組み入れルール:なぜ「最強の10社」であり続けられるのか?
「10銘柄に集中投資」と聞くと、もしその中の1社がダメになったらどうするの?と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、FANG+がこれほどまでに高いパフォーマンスを維持できているのは、厳格かつ合理的な「銘柄選定」と「リバランス」のルールがあるからです。
FANG+の主要な3つのルール(銘柄選定・比率・入れ替え)について解説します。
銘柄の選び方——「FAANMG」の固定枠+選抜枠
FANG+指数は常に10銘柄で構成されており、その選び方は「固定6社+選抜4社」という2層構造になっています。
まず、「FAANMG」と呼ばれる以下の6社は、常に固定枠として優先的に組み入れられます。
固定枠
Facebook(Meta)、Apple、Amazon、Netflix、Microsoft、Google(Alphabet)
残りの4社は、テクノロジー・メディア&コミュニケーション・消費者向けサービスなどの成長セクターから、選抜枠として選ばれます。
2026年3月1日現在の選抜枠は以下の4社になります。
選抜枠
NVIDIA、Broadcom、CrowdStrike、Palantir
※2026年3月17日、CrowdStrikeが外れ、新たにMicronが加わることが決定しました!
選抜枠の選考基準について、もう少し掘り下げてみましょう。
ICEの方法論6によると、選抜枠は厳格な2段階選考によって選ばれます。
まず、以下の最低条件をすべてクリアした企業だけが候補に残ります。
- 時価総額50億ドル以上
- 過去6ヶ月の平均日次売買代金5,000万ドル以上
- 上場から6ヶ月以上の取引実績
足切りを通過した候補企業を、以下の4指標で点数化してランク付けし、上位4社が選抜枠として選出されます。
| 選考指標 | 意味 | ウェイト |
|---|---|---|
| 時価総額(Market Cap) | 会社の規模の大きさ | 35% |
| 平均日次取引量(ADTV) | 売買のしやすさ(流動性) | 35% |
| 株価売上高倍率(P/S比率) | 市場が期待する成長プレミアム | 15% |
| 売上成長率(Sales Growth) | 実際の売上の伸び | 15% |
注目すべきはP/S比率の評価基準です。
P/S比率とは「株価 ÷ 1株あたりの売上高」で計算される数字で、市場がその企業の成長にどれだけ期待しているかを示す指標です。
たとえば、売上がまだ小さくても「これから爆発的に伸びそう!」と市場が判断している企業は、P/S比率が高くなります。
逆に、売上は大きくても「もう成長の余地がない」と見られている企業は低くなります。
FANG+ではこのP/S比率が「高いほど高評価」になっています。
つまり、「今すでに大きい企業」だけでなく、「これから伸びると市場が期待している企業」も積極的に評価する——というのがFANG+の選考スタンスです。
FANG+の選抜枠は、知名度や話題性ではなく、規模・流動性・成長性という客観的なデータによって厳格に選ばれます。
比率の決め方——10社を完全に「均等配分」
FANG+では、10銘柄すべてに対して均等に10%ずつ配分するルールが採用されています。
この調整(リバランス)は、毎年3月・6月・9月・12月の第3金曜日に実施されます。
株価の変動によって崩れた比率を、このタイミングで強制的に「すべて10%」へとリセットするのです。
これは、S&P500やNASDAQ100のような「時価総額加重平均」とは根本的に異なる考え方です。
たとえば時価総額加重平均型の場合、NVIDIAやAppleのような超大型株が指数全体の動きを大きく左右します。
一方FANG+では、たとえ時価総額の小さな銘柄でも、NVIDIAやAppleと全く同じ10%の比重で扱われます。
どの1社が急成長しても、あなたはその恩恵をしっかり受け取れる——それが均等加重の最大の魅力です。
入れ替えのタイミング——年4回の「定期見直し」
FANG+では、年4回のリバランスのタイミングで構成銘柄の見直しも行われます。
そのポイントは、選抜枠の4社が先ほどのスコアリングによるランキングで上位10位以内をキープできているかです。
選抜4社のうち、ランキングが11位以下に転落した企業があった場合、選抜外で最もランキングが上位の企業と入れ替えとなります。7
では、これまでの銘柄入れ替えの歴史を振り返ってみましょう。
| 実施時期 | 除外銘柄 (OUT) | 採用銘柄 (IN) | 備考 |
| 2017年9月 (指数発足) | — | Facebook・Apple・Amazon・Netflix・Google(Alphabet)・ Alibaba・Baidu・NVIDIA・Tesla・Twitter | 指数発足当初は、FAANG5社に加えて、Alibaba・Baidu・NVIDIA・Tesla・Twitterの5社で構成されていました。 |
| 2021年12月 | Microsoft ※固定枠へ昇格 | クラウド事業で急成長を遂げていたMicrosoftが固定枠として加入。 | |
| 2022年12月 | Alibaba Baidu | AMD Snowflake | 規則改定により「米国企業であること」が必須となり、中国勢が完全除外。 |
| 2023年9月 | AMD | Broadcom | 半導体セクター内での入れ替え。 AI関連の需要を反映。 |
| 2024年9月 | Tesla Snowflake | CrowdStrike ServiceNow | 長らく構成銘柄だったTeslaが時価総額・流動性ランク低下により除外。 |
| 2025年12月 | ServiceNow | Palantir | AI分析で注目されるパランティアが初採用。 |
| 2026年3月 | CrowdStrike | Micron | 2026年3月17日にICEより発表されました。 |
最も大きな転換点となったのは中国株の排除です。
2022年末のルール変更により、現在は「100%米国企業」の指数となっています。



個人的には、構成銘柄がすべて米国企業に揃い、Broadcomが加わった2023年9月あたりから、FANG+のメンバーが安定してきた印象があります。
このように、FANG+は時代の変化に合わせて銘柄入れ替えを行い、常に最強の10社を追い求める「進化し続ける指数」なのです。
それで、結局どれくらいリターンが出ているの?
「FANG+はすごそうだけど、実際どれくらい儲かるの?」
率直に言います。過去のパフォーマンスは、驚くほどの数字です。
以下に、S&P500・NASDAQ100・FANG+における2018年以降の各年のリターンを比較してみました。
※各データは米ドルベースの概算値で、価格リターン(配当除く)となります。91011
| 年 | S&P 500 | NASDAQ 100 | NYSE FANG+ |
| 2018年 | -6.24% | -1.58% | +0.08% |
| 2019年 | +28.88% | +37.96% | +39.65% |
| 2020年 | +16.26% | +47.58% | +102.88% |
| 2021年 | +26.89% | +26.63% | +17.59% |
| 2022年 | -19.44% | -32.97% | -40.07% |
| 2023年 | +24.23% | +53.81% | +95.96% |
| 2024年 | +23.31% | +24.88% | +50.52% |
| 2025年 | +16.39% | +20.17% | +20.51% |
また、各指数の年率リターンについて、3年・5年・8年の期間に分けて計算してみました。
| 期間 | S&P 500 | NASDAQ 100 | NYSE FANG+ |
| 3年間 (2023-2025) | 21.26% | 32.16% | 52.61% |
| 5年間 (2021-2025) | 12.76% | 14.40% | 20.16% |
| 8年間 (2018-2025) | 12.47% | 18.64% | 27.77% |
いかがでしょうか。
直近複数の期間で切り取っても、FANG+はS&P500・NASDAQ100を大きく上回るリターンを記録していることがわかります。
また、特に直近3年間(2023〜2025年)の年率52.61%という数字は圧巻です。



ただし、2022年に大きな暴落があったため、年率の真価を測るなら、2022年を含めた期間(上記でいう5年間や8年間)で評価するのが現実的です。
具体的な金額でもう少しイメージしてみましょう。
もし、あなたが8年前の2018年に100万円を「NYSE FANG+」に投じていたとしたら、2025年末には約710万円(約7.10倍)にまで膨らんでいた計算になります(為替・税金・配当などの影響を除く)。
S&P 500の約2.58倍と比較しても、その差は圧倒的です。
| 指数 | 2018-2025年(8年間)における累積リターン(倍率) | 100万円の最終評価額 |
| S&P 500 | 約 2.56 倍 | 256 万円 |
| NASDAQ 100 | 約 3.93 倍 | 393 万円 |
| NYSE FANG+ | 約 7.10 倍 | 710 万円 |
どん底の時期をひっくるめても、年率20%以上のリターンをたたき出す。
これがこの指数の驚異的な魅力です。
【補足】
ここまでは視覚的に分かりやすくするため「価格リターン(配当除く)」で比較しましたが、実際の投資成果は配当を再投資した「トータルリターン」で評価されます。
一般的に、各指数の配当利回りはS&P 500が約1.3%〜1.8%、NASDAQ 100が約0.5%〜0.8%、NYSE FANG+が約0.2%〜0.4%程度で推移しています。
この数値からも分かる通り、配当収益による底上げ効果はS&P 500が最も大きく、一方でFANG+は最も限定的です。
しかしながら、この「配当のご褒美」を考慮したとしても、FANG+が誇る圧倒的な成長力はS&P 500やNASDAQ 100を遥かに上回ります。
そのため、まずは各指数の『素の地力』を純粋に比較すべく、シンプルな価格リターンをベースに検証しました。
注意点:高リターンには大きなリスクも伴います
ここまでの数字を見て、「今すぐFANG+に全財産を突っ込みたい!」と感じた方も多いかもしれません。
しかし、投資の世界に「うまい話だけ」は存在しません。
驚異的なリターンの裏側には、それ相応の激しい値動き(リスク)があることを正しく理解しておく必要があります。
リスク① 下落幅が大きい
改めて、2022年のデータに注目してください。
S&P 500が-19.44%の下落で耐えている中、NYSE FANG+は-40.07%という猛烈な暴落を記録しました。
さらに詳しく見ると、FANG+指数の最大ドローダウン(高値から安値までの最大下落幅)は約48.44%(2022年11月9日に記録)に達しており、回復までに要した期間は178営業日(約9ヶ月)でした。
つまり、タイミングによっては資産がほぼ半減する局面もあるということです。
リスク② 値動きが激しい(ボラティリティが高い)
S&P 500が500社に分散しているのに対し、FANG+はわずか10社への集中投資です。
そのため、構成銘柄のひとつが大きく動くだけで、指数全体が大きく揺れます。
2020年のFANG+は+102.88%と驚異的なプラスを記録した一方で、2022年には-40.07%と急落しました。
このように、たった3年間のなかで「2倍」や「半減」という乱高下を経験するのがFANG+です。
精神的な耐久力がないと、途中で売却してしまうリスクがあります。
リスク③ 特定のテーマへの集中リスク
FANG+はAI・クラウド・ビッグデータといった特定のテーマに集中した指数です。
よって、これらのセクターが逆風にさらされる局面では、市場全体よりも大きなダメージを受けやすい構造になっています。
例えば、以下のような局面では特に注意が必要です。
規制強化
巨大テック企業は、その圧倒的な市場支配力ゆえに、各国政府や規制当局から常に監視の目を向けられています。
独占禁止法の適用・個人情報保護規制・AIの利用規制といった動きが強まると、事業の制約や多額の罰金につながる可能性があります。
実際にEUはGoogleやMetaに対して巨額の制裁金を科しており、規制リスクはすでに現実のものとなっています。
金利上昇
ハイテク企業の株価は「将来の成長期待」で支えられています。
しかし、金利が上昇すると、その「将来の利益」を現在の価値に換算したときの魅力が薄れるため、成長株は売られやすくなります。
また、ハイテク企業は設備投資や研究開発に多額の資金を投じるため、金利の上昇は借入コストの増大に直結します。
2022年にFANG+が大幅下落を記録した最大の要因も、FRB(米連邦準備制度)による急激な利上げであり、他のセクターに比べて真っ先に、そして最も深く売られていました。
金利動向はFANG+にとって最も注意すべきリスク要因のひとつです。
景気後退
広告収入・クラウドサービス・ECなど、FANG+構成企業の収益源の多くは企業や消費者の支出に依存しています。
そのため、景気が後退して企業の広告予算が削られたり、消費者の購買意欲が冷え込んだりすると、これらの企業の業績に直接影響が出ます。
また、景気後退局面では資金がディフェンシブな銘柄(公共事業やヘルスケアなど)へ移動しやすく、成長株であるFANG+銘柄は相対的に売られやすくなる傾向があります。
このようにFANG+は、特定の成長テーマに集中しているからこそ、逆風時のダメージもまた格別です。
ただし、こうした「弱点」を知っておくことは、決して投資を諦めるためではありません。
むしろ、「いつ、どのような理由で下がるのか」を事前に理解しておくことで、暴落時にも狼狽売りを避け、冷静に積み立てを続けることができます。
「高リターン・高リスク」——この両面を正しく理解することが、FANG+と付き合う上での大前提です。
まとめ:FANG+はこんな人に向いています
以上を踏まえると、FANG+が向いているのは次のような方です。
- 米国のメガテック企業の未来を信じられる方
- 10年以上の長期投資を前提にできる方
- 資産が一時的に「半減」しても動じない精神力がある方
- ポートフォリオの一部(例:10〜30%程度)での運用を考えている方
「FANG+はすごそうだけど、自分にはリスクが高すぎるかも……」
と感じた方もいるかもしれません。
しかし、投資において最ももったいないのは、「リスクを恐れて、成長の果実を一切受け取らないこと」です。
だからこそ、まずは少額から始めて、この指数の「熱量」に慣れていくのが賢い方法です。



ポートフォリオのアクセントとして、FANG+のような指数に注目してみるのも面白いでしょう。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。
- 出典:大和アセットマネジメント 公式サイト「iFreeNEXT FANG+インデックス」 ↩︎
- 出典:大和アセットマネジメント株式会社 公式プレスリリース「iFreeNEXT FANG+インデックス」純資産総額1兆円突破(2025年12月3日) ↩︎
- 出典:Encyclopaedia Britannica「Investing in Popular Stocks: FANG, MAMAA, & Magnificent 7」 ↩︎
- 出典:ICE公式サイト https://www.ice.com/equity-index/fangplus ↩︎
- 出典:Intercontinental Exchange Announces ICE Futures U.S. Contract Based on NYSE FANG+™ Index of Tech Stocks; Efficiently Hedge or Gain Exposure to Key Tech Sector Stocks with Futures(2017年9月26日) ↩︎
- 出典:ICEメソドロジーhttps://www.ice.com/publicdocs/data/NYSE_FANGplus_Index_Methodology.pdf ↩︎
- 出典:大和アセットメントマネジメントiFreeNEXT FANG+インデックス【FANG+指数銘柄入替えのお知らせ】 ↩︎
- 出典:SBI証券「【採録レポート】もっと知りたいFANG+の魅力」 ↩︎
- データ元:TradingView S&P500指数 過去の季節性パフォーマンス ↩︎
- データ元:TradingView NASDAQ100指数 過去の季節性パフォーマンス ↩︎
- データ元:TradingView NYFANG+ Index過去の季節性パフォーマンス ↩︎



