【2026年最新】FANG+構成銘柄の最新動向を解説

【2026年最新】FANG+構成銘柄の最新動向

「最近、投資を始めたけど、どの銘柄を選べばいいかわからない…」

そんな悩みを抱えていませんか?

そこで注目したいのが、FANG+(ファングプラス)です。
Meta・Apple・Amazonなど、誰もが知るテック大手10社に分散投資できるこの指数は、初心者にも人気の選択肢として注目を集めています。

2026年3月1日現在のFANG+構成銘柄は以下の10社となっております。

企業名(ティッカー)セクター
メタ・プラットフォームズ(META)コミュニケーション・サービス
アマゾン・ドットコム(AMZN)一般消費財・サービス
ネットフリックス(NFLX)コミュニケーション・サービス
アルファベット(GOOGL)コミュニケーション・サービス
アップル(AAPL)情報技術
マイクロソフト(MSFT)情報技術
エヌビディア(NVDA)情報技術
ブロードコム(AVGO)情報技術
クラウドストライク(CRWD)情報技術
パランティアテクノロジーズ(PLTR)情報技術

※2026年3月17日、CrowdStrikeが外れ、新たにMicronが加わることが決定しました!

この記事では、FANG+を構成する各企業の最新動向を、初心者の方にもわかりやすく、要点を絞って解説します。

ドンヨーク

あなたの資産形成を託すべき「推し企業」がきっと見つかるはずです!

目次

メタ・プラットフォームズ(META)

FacebookInstagramWhatsAppMessengerという4つのプラットフォームを束ねる世界最大のソーシャルメディア企業です。
2025年12月時点で、全アプリを合算した1日あたりのアクティブユーザー数(DAP)は35億8,000万人に到達1、この圧倒的なユーザー基盤が広告ビジネスの強固な収益を支えています。

その収益力は数字にも表れており、2025年通期で年間収益として初めて2,000億ドルを突破。
第4四半期単体でも過去最高となる599億ドルを記録するなど、AIへの巨額投資を続けながらも収益力は衰えていません。

この潤沢な収益を背景に、かつて注力していたメタバース事業は縮小し、現在はAIへ戦略を大転換。
その中核を担うのが、大規模言語モデル「Llama」を無償公開するオープンソース戦略です。
OpenAIやGoogleが自社モデルを「有料・非公開」で提供するのに対し、メタはLlamaのソースコードを無償で公開しています。
誰でも無料でダウンロードして自社サービスに組み込めるため、世界中の開発者・企業・研究機関がこぞって採用しています。
これは「Llamaを使う人が増えれば増えるほど、メタのエコシステムが業界標準になる」という戦略であり、短期的な収益よりもAIの世界における覇権を狙った大胆な一手です。

そのLlamaの最新版として、2025年4月には「Llama 4」を発表。2
従来のLlamaがテキストのみを扱っていたのに対し、Llama 4はテキスト・画像・動画を1つのモデルで統合処理できる「マルチモーダルAI」として生まれ変わりました。
また、最大1,000万トークン(約1万5,000ページ相当)という超長文の処理にも対応しており、OpenAIやGoogleへの対抗軸として存在感を強めています。

一方、こうして磨き上げたAIを日常のデバイスを通じてユーザーに届けるハードウェア戦略にも注目が集まっています。
2025年9月には、フルカラーディスプレイを初めてレンズに搭載したAIグラス「Meta Ray-Ban Display」を発表。3
視線を下げずにメッセージ確認や写真プレビューができる設計で、スマートフォンに依存しない新たな生活接点 を目指した製品です。
現在は米国を中心に展開中で、今後段階的にグローバル展開を拡大する計画です。

さらに、メタはインフラ面でも攻勢をかけています。
2026年3月11日には独自AIチップ「MTIA」の次世代モデル4種(MTIA 300〜500)を一挙に公開し、2026〜2027年にかけてグローバルなデータセンターへ順次導入する計画を発表しました。4
これらのチップは、エヌビディアのGPUを完全に置き換えるものではなく、急増する推論タスクを効率的に処理するための補完的な位置付けとしており、コスト削減とサプライチェーンの多様化を同時に狙う戦略です。

こうした全方位の攻勢を支えるのが、2026年に計画する1,150〜1,350億ドルの設備投資です。5
広告収益という安定した収益基盤を持ちながら、AIへ全力で資本を投じ続ける——それがメタの競争戦略の核心です。

  • 35億人超のユーザーデータを活かした広告ビジネス
  • 「Llama 4」マルチモーダル対応とオープンソース戦略によるAIエコシステムの標準化
  • 1,350億ドル投資で推し進める、デバイスからインフラまでの垂直統合戦略

アマゾン(AMZN)

世界最大のEコマース企業として知られるアマゾンですが、その本質はいまや「クラウドとAIのインフラ企業」へと大きく変貌しています。

その核心を担うのが、クラウドサービス部門「AWS(Amazon Web Services)」です。
2025年第4四半期のAWS売上高は前年同期比24%増の356億ドルと、過去13四半期で最速の成長率を記録。6
AI需要が実需として業績を押し上げており、通年では2025年の全社売上高が前年比12%増の7,169億ドルに達するなど、企業規模では想像を超える水準で成長を続けています。

AWSと並んでアマゾンの「もう一つの顔」として急浮上しているのが、広告事業です。商品検索やレコメンドに連動した広告表示が特徴で、今やGoogle・Metaに次ぐ米国デジタル広告市場の第3位のポジションを確立しています。7

そしてアマゾンが2025年2月に打ち出した最大のAI戦略が、音声アシスタント「Alexa+(アレクサプラス)」の発表です。8
従来の「命令を聞くスマートスピーカー」から、自律的に動く「AIエージェント」への抜本的な転換であり、生成AIを基盤に全面的に作り直されています。

Alexa+はウェブ検索や業者の手配といったタスクを自律実行できるほか、家族の好みやアレルギー情報を記憶してレシピやレストランを提案するなど、ユーザーの生活を深く理解した、「パーソナルAIエージェント」 として機能します。
また、Alexa対応デバイスはすでに世界で6億台以上に普及しており、新たにハードウェアを売り込む必要なく、既存ユーザーへそのままAlexa+を届けられる点が大きな強みです。

さらにアマゾンは独自のAIチップ開発にも乗り出しており、AI学習用チップ「Trainium」とCPU「Graviton」を合算した年間収益が100億ドルを超え、前年比で100%超の成長を達成しています。 9
これはAWSのインフラを外部ベンダー依存から自社製チップへと切り替える戦略であり、コスト競争力と技術的自立を同時に追求する動きです。

こうした成長への自信は設備投資額にも表れており、ジャシーCEOは2026年にアマゾン全体で約2,000億ドル(約30兆円)の設備投資を行うと発表しており、AI・クラウドインフラへの圧倒的な資本投下で競合他社を引き離す戦略を鮮明にしています。

  • AWSのAI需要取り込みと、Google・Metaに次ぐ第3の広告プラットフォームへの急成長
  • 6億台の普及基盤を持つAlexaを「AIエージェント」として全面刷新した「Alexa+」
  • 自社AIチップ「Trainium」開発と2,000億ドル投資によるAIインフラの覇権戦略

ネットフリックス(NFLX)

1997年にDVDレンタルサービスとして創業し、2007年にストリーミング事業へ転換。
今や190か国以上でドラマ・映画・アニメ・ゲームなどを配信する、世界最大の動画ストリーミングサービスです。

2025年通期の売上高は452億ドル(前年比16%増)、営業利益率は29.5%と収益性が向上し、有料会員数は3億2,500万人を突破。10引き続き高い成長を維持しています。

かつて「広告なし・サブスクのみ」を貫いてきたNetflixですが、2022年の会員数伸び悩みを機に戦略を大きく転換。
低価格の広告付きプランを導入し、新たな収益の柱に育てあげました。
2025年の広告売上は前年の2.5倍以上となる15億ドル超に達し、2026年にはさらなる倍増を見込んでいます。

さらに、配信コンテンツも従来のドラマ・映画に留まらず「ライブ」へと領域を拡大中です。
米国ではNFLのクリスマスゲームを独占中継し、日本では2026年WBCの全47試合の独占ライブ・オンデマンド配信権を獲得。11
スポーツの生中継を軸に、広告収益のさらなる拡大を狙っています。
2026年には番組制作支出を前年比10%増やす計画12を明らかにしており、コンテンツへの積極投資を続ける姿勢を鮮明にしています。

一方、2025年12月には「ワーナー・ブラザース」の映画スタジオとストリーミングサービス”HBO Max”の買収に合意し、業界を驚かせました。
Netflixが狙ったのはワーナーのスタジオ部門とHBO Maxの映像資産であり、自社制作だけでは賄えない既存の人気IPを一気に取り込む大胆な賭けでした。
しかしパラマウント・スカイダンスが全社買収という対抗提案を繰り出したことで買収額がつり上がり、Netflixは「財務的に魅力的ではない」として2026年2月に撤退を表明
最終的にワーナーはパラマウントに買収されることとなりました。13

買収は幻に終わりましたが、共同CEOのサランドス氏は「適正価格であれば良い取引だったが、どんな価格でも手に入れたいというほどではなかった」と語っており、財務規律を優先する姿勢を明確に示しました。
なお、買収発表翌日の取引開始直後にNetflixの株価は約9%上昇14しており、市場は「巨額買収を回避し、足元の収益基盤を守る判断」として好意的に評価しました。

巨額買収に頼らず、自社コンテンツへの投資と広告・ライブという新収益軸で着実に成長を積み上げる——それがNetflixの流儀です。

  • 3億2,500万人の会員と圧倒的なコンテンツの厚みによる、他社が追いつけない参入障壁
  • 広告付きプランとライブ配信による収益の多角化戦略
  • ワーナー買収撤退を市場が好感、財務規律を優先しながら独自コンテンツへ投資継続

アルファベット(GOOGL)

Google検索YouTubeGoogle CloudAndroidGoogle Mapsなど、私たちの日常に深く根ざしたサービス群を提供する世界最大のテクノロジー企業です。

2025年通期では、年間収益として史上初めて4,000億ドルを突破15するという重要な節目を達成。
検索広告の盤石な収益力に加え、AI需要を追い風にしたクラウド事業の急加速が、新たな成長の柱となっています。

アルファベットのAI戦略の核心は、自社開発のマルチモーダルAI「Gemini」の全プロダクトへの統合です。
Geminiアプリは第4四半期に大幅な成長を遂げ、月間アクティブユーザー数が7億5,000万人を超えました。

特筆すべきは、第2の収益源へと進化したGoogle Cloudの躍進です。
2025年第4四半期の収益は前年同期比48%増の177億ドルに達し、さらに営業利益率は前年の17.5%から30.1%へと劇的に改善。
AIインフラとしての地位を確立し、収益性が著しく向上しています。

こうした成長への自信を背景に、2026年の設備投資額は1,750億〜1,850億ドルという空前の規模を計画。16
YouTubeの年間収益も600億ドルを突破するなど、広告、サブスクリプション、クラウドの全方位でAIを原動力とした「再加速」を鮮明に打ち出しています。

  • Google検索・YouTubeによる盤石な収益基盤
  • 「Gemini」の急速な普及と、2026年に最大1,850億ドルを投じるAIインフラ戦略
  • 前年比48%増と爆発的に成長し、第2の利益の柱となったGoogle Cloud

アップル(AAPL)

iPhoneMaciPadなどの革新的なハードウェアに加え、App StoreApple Musicなどのサービスを統合したエコシステムを展開する世界最大級のテクノロジー企業です。

ハードウェア・ソフトウェア・サービスを自社で一体設計する「垂直統合モデル」により、圧倒的なブランド力と強固なユーザーの囲い込みを実現しています。

主力製品であるiPhoneは依然として収益の柱であり、2026年度第1四半期にはiPhone売上が852億ドルを超え、前年同期比23%増と大きく成長しました。17
特に、最新のiPhone 17シリーズ、中でも高価格帯の「Pro」モデルが消費者に強く支持され、利益率を押し上げています。

また、App StoreやiCloud、Apple Musicなどを含むサービス部門も前年同期比14%増の300億ドルと過去最高を更新しており、ハードの買い替えサイクルに依存しない安定した収益源をさらに強固にしています。

現在、アップルは単なるハードウェア企業から「AI×エコシステム企業」への進化を加速させています。
その中核を担うのが、独自のAIブランド「Apple Intelligence」です。
同社は、プライバシーを重視した端末内処理(オンデバイスAI)と、高度な計算を担う専用クラウドをシームレスに連携させる、独自のハイブリッド型ユーザー体験を提唱しています。

一方で、自社開発モデルが機能面で先行する競合に後れを取ったとの判断から、2026年1月にはGoogleのAIモデル「Gemini」を基盤技術として採用する戦略的提携18を発表しました。
これにより、2026年後半には、Geminiの広範な知識と高度な論理推論能力を統合し、真にパーソナライズされた「次世代Siri」を市場に投入する計画です。

これまでアップルはAI分野において慎重な姿勢を取ってきましたが、外部パートナーとの連携も視野に入れることで、生成AI競争での急速な巻き返しを図っています。

  • iPhoneを中心とした強力なハードウェアブランド
  • App StoreやiCloudなどサービス事業の継続的な成長
  • Google「Gemini」の採用により、2026年後半に次世代Siriを投入予定

マイクロソフト(MSFT)

WindowsOfficeXboxなどのソフトウェア・サービスを展開する、世界最大級のソフトウェア企業です。
現在はクラウドサービス「Azure」とAIアシスタント「Copilot」を両輪に、ソフトウェア企業からAI・クラウド企業へと大きく変貌を遂げています。

同社は、対話型AI「ChatGPT」を開発したOpenAIとの提携を通じて、生成AIの商用化をリードする企業の一つと見なされています。
AI機能を組み込んだ「Copilot」をMicrosoft 365やWindows、GitHubなど幅広い製品に統合することで、ビジネスプロセスの刷新を武器としたサブスクリプション収益の最大化を図っています。

2026年度第2四半期(2025年10〜12月期)の決算では、前年同期比17%増となる813億ドルの収益を計上し、1株当たり利益(EPS)はアナリスト予想を5.34%上回る4.14ドルを達成しました。19

特筆すべきは、クラウド事業の圧倒的な成長です。マイクロソフトクラウドの収益は初めて500億ドルを突破 し、AIへの需要が実需として着実にビジネスを押し上げていることが証明されました。

また、AI需要の拡大に対応するため、データセンターやAIインフラへの巨額投資も続けています。
巨額投資に伴う投資収益率(ROI)への市場の懸念から株価が反応する局面もありますが、インフラからアプリケーションまで全てのレイヤーでAIの覇権を握るべく、圧倒的な資金力を背景に攻めの姿勢を鮮明にしています。

  • クラウド「Azure」のAI需要による成長加速
  • OpenAIとの提携を軸にした、AIインフラへの巨額先行投資
  • Copilotを通じたAI機能の全製品への統合

エヌビディア(NVDA)

高度な並列計算を行うGPU(画像処理半導体)で圧倒的なシェアを誇り、生成AI革命の「心臓部」を一手に担う世界最大の半導体メーカーです。

2026年度第4四半期(2025年11月〜2026年1月期)決算において、売上高は前年同期比73%増の681億ドルに達し、市場予想を大きく上回る過去最高の業績を記録しました。20

成長の主軸となっているのは、売上全体の約9割を占めるデータセンター部門です。
最新のAIコンピューティングプラットフォーム「Blackwell(ブラックウェル)」の量産出荷が本格化したことで、業績は異次元の成長フェーズに突入しています。
背景にあるのは、マイクロソフト(Azure)、アマゾン(AWS)、グーグル(Google Cloud)、メタ(Meta)、オラクル(OCI)といった「ハイパースケーラー」による空前のAIインフラ投資です。
これら巨大資本による継続的な設備投資が、同社の収益を前例のない高みへと押し上げ続けています。

さらに市場の関心は、Blackwellの後継となる次世代GPUアーキテクチャ「Rubin(ルービン)」へと向かっています。
2026年1月に発表されたRubinは、単なるGPUのアップデートに留まらず、新開発の「Vera CPU」を含む6つの革新的なチップを緊密に連携させた「AIスーパーコンピューター」としての設計が最大の特徴です。
前世代のBlackwellと比較して、推論トークンの生成コストを最大10分の1に削減し、大規模モデルMixture of Experts(MoE)の学習に必要なGPU数を4分の1にまで抑えるという、劇的な効率化を実現しています。21
このような効率化により、AIモデルの開発コストや運用コストが大幅に下がる可能性があり、より多くの企業が生成AIを導入できる環境が整うと期待されています。

また、エヌビディアの強みはGPU単体の性能だけではありません。
同社はCUDAと呼ばれる独自のソフトウェア開発基盤を中心に、AI開発用ライブラリ、ネットワーク技術、高速インターコネクト、さらにはAIサーバーまでを統合した「AIコンピューティングプラットフォーム」を構築しています。22
このエコシステムにより、世界中の研究機関や企業が同社の環境を前提としてAI開発を進める構造が生まれており、競合他社が容易に代替できない高い参入障壁を築いています。

単なる半導体メーカーではなく、「AI時代のインフラ企業」としての地位を確立している点が、同社の最大の強みと言えるでしょう。

  • 「Blackwell」から次世代「Rubin」へ続く圧倒的な製品ロードマップ
  • 巨大資本「ハイパースケーラー」による空前の設備投資需要
  • CUDAとネットワーク技術を融合させた強力なAIエコシステムによる圧倒的な優位性

ブロードコム(AVGO)

ブロードコムは、通信用半導体インフラソフトウェアを提供する世界的なテクノロジー企業です。

データセンター向けネットワーク半導体カスタムAI半導体(XPU)、そして企業向け仮想化ソフトウェア「VMware」を擁する、AI時代のインフラを支える存在として急速に存在感を高めています。

エヌビディアのGPUが「汎用のAI処理装置」であるのに対し、ブロードコムが手がけるXPUは、特定の顧客の用途に特化して設計されるカスタムAI半導体です。

グーグルやメタ、アンソロピックといった大手AI企業がそれぞれ専用チップの開発をブロードコムに委託しており、汎用GPUでは無駄になる処理能力を削ぎ落とし、電力効率と処理速度を最大化するという点で、ハイパースケーラーにとって不可欠なパートナーとなっています。

近年の大きな転換点となったのが、2023年11月に完了したVMwareの買収です。23
この買収により、同社は半導体メーカーから「半導体+企業向けソフトウェア」の複合型テクノロジー企業へと事業構造を大きく進化させました。
VMwareは企業のデータセンターやクラウド環境を管理する仮想化ソフトウェアで広く利用されており、安定したソフトウェア収益がAI半導体事業を下支えする構造が生まれています。

2026年度第1四半期(2025年11月〜2026年1月期)の売上高は193億ドルとなり、前年同期比29%増を達成しました。24
特筆すべきはAI関連収益の爆発的な伸びで、前年比106%増となる84億ドルへと急拡大しています。

「AIインフラ需要の拡大」「VMwareによる安定したソフトウェア収益」が組み合わさることで、同社は「AIインフラ企業」として長期的な成長が期待されています。

  • カスタムXPUとAIネットワーキングによるハイパースケーラーへの深い供給関係
  • AI半導体売上が前年比106%増と、全社成長を牽引
  • VMware買収による「半導体×ソフトウェア」の複合型収益構造

クラウドストライク(CRWD)

企業のITシステムをサイバー攻撃から守るクラウド型セキュリティサービスを提供する米国のサイバーセキュリティ企業です。

主力製品「Falcon」は、企業のパソコン・サーバー・クラウド環境・IDをリアルタイムで監視し、マルウェアや不正アクセスを検知・防御するクラウドネイティブなセキュリティプラットフォームで、サブスクリプション型で提供されています。

従来のサイバーセキュリティは、エンドポイント・クラウド・IDそれぞれに別々のツールを導入する「寄せ集め型」が主流でした。
クラウドストライクはこれを一つのプラットフォームに統合しており、企業がバラバラのセキュリティ製品を一本化していく「プラットフォーム集約」の動きが、現在の急成長を牽引しています。

また、近年の同社のAI戦略の中核を担うのが、生成AIを活用したセキュリティアシスタント「Charlotte AI」です。25
FalconプラットフォームAI上で動作するこのツールは、自然言語で質問するだけで脅威の調査・分析・対処方法の提案を行うことができます。
世界中の顧客環境から収集される膨大なサイバーセキュリティデータを学習しており、生成AIによって攻撃そのものが高度化する「AIセキュリティ競争」の時代において、プラットフォームの価値をさらに高める重要な技術として位置付けられています。

2026会計年度第4四半期(2025年11月〜2026年1月期)の売上高は前年同期比23%増の13億1,000万ドルを達成。
年間経常収益(ARR)は前年比24%増の52億5,000万ドルに達し、初めて50億ドルの大台を突破しました。
26

サイバー攻撃の高度化やクラウド利用の拡大を背景に、企業のセキュリティ投資は世界的に増加しており、同社の成長を支えています。

  • 「Falcon」プラットフォームによるセキュリティ製品の一本化戦略
  • 生成AIアシスタント「Charlotte AI」によるセキュリティ運用の自動化・高度化
  • ARR50億ドルを突破した高成長サブスクリプションモデル

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)

政府機関や企業が保有する膨大なデータを統合・分析し、意思決定を支援するAIデータ分析ソフトウェア企業です。
テロ対策や軍事情報分析などの国家安全保障分野で知られ、米国政府機関との契約を基盤に成長してきました。
現在は民間企業向けにも積極展開しており、防衛・医療・金融・製造など幅広い分野で採用が拡大しています。

同社の中核プラットフォームは、政府機関向けの「Gotham(ゴッサム)」民間企業向けの「Foundry(ファウンドリー)」の2つです。
組織内に散在する膨大なデータを一元化し、AIモデルと連携させることで、需要予測・軍事作戦・サプライチェーン管理など高度な意思決定をリアルタイムで可視化します。

これらの基盤の上に構築されたのが、企業向けAIプラットフォーム「AIP(AI Platform)」です。27
AIPは企業が保有する独自データと大規模言語モデルを安全に組み合わせ、業務に直結したAI活用を可能にします。
「AIを導入したいが、自社データをクラウドベンダーに渡したくない」という大企業・政府機関のニーズに応える設計が、競合他社には容易に模倣できない参入障壁を築いています。

導入促進の仕組みとして独自に展開するのが「AIPブートキャンプ」です。28
顧客企業の担当者を数日間招き、実際の自社データを使ってAIPを体験・操作してもらうことで、従来は数ヶ月かかっていた導入検討から契約までのプロセスを大幅に短縮。
顧客獲得を加速させる独自の販売戦略として機能しています。

2026年2月に発表された2025年通期決算(2025年1月〜12月期)では、年間売上高が前年比56%増の44億7,500万ドルに到達。29
特に米国商業部門の収益が前年同期比137%増という驚異的な伸びを記録し、顧客数も急拡大しています。
また、2026年通期の収益見通しは71億8,000万〜72億ドルと、前年比約61%成長を見込んでおり、市場コンセンサスを大幅に上回る強気のガイダンスを提示しています。

  • 政府機関と大企業に浸透するデータ統合プラットフォーム「Gotham」「Foundry」
  • 企業データと生成AIを結びつける「AIP」とAIPブートキャンプ戦略
  • 米国商業部門137%成長に象徴されるAI需要の爆発

まとめ|あなたの「推し企業」は見つかりましたか?

ここまで、FANG+を構成する10社それぞれの最新動向を紹介しました。

改めて振り返ると、各社が共通して向かっている先は「AI」です。
MetaはLlamaでエコシステムの標準化を狙い、MicrosoftはAzureとCopilotで企業のAI活用を支え、NVIDIAはそのすべての基盤となるチップを供給する。
一見バラバラに見える10社ですが、それぞれが「AIという巨大な波」の中で、異なる役割を担いながら相互に成長し合っています。

だからこそ、FANG+という指数には強みがあります。
1社に集中投資するのではなく、AI時代をリードする10社に同時に乗れる。
どの企業が最終的な覇者になるかを当てなくても、波そのものに乗れる設計になっているのです。

もちろん、リスクがないわけではありません。
米国テック株全体が下落する局面では、FANG+も例外なく影響を受けます。
地政学リスク金利動向規制強化など、短期的な変動要因は常に存在します。

それでも、「長期目線でAI時代の成長を取り込みたい」と考えるなら、FANG+はその入口として非常に合理的な選択肢です。

ドンヨーク

自分の「推し企業」が含まれているという親しみを持ちながら投資と向き合うことで、相場の上げ下げに一喜一憂するだけでなく、企業の成長を応援する楽しさも生まれてきます。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

  1. 出典:Meta「Meta 2025年第4四半期(10月-12月)業績ハイライト」(2026年1月29日) ↩︎
  2. 出典:ITmedia AI+「Meta、ネイティブマルチモーダルAI「Llama 4」発表 最小モデルは「H100」1枚で利用可能」(2025年04月06日) ↩︎
  3. 出典:「Meta、ディスプレイを持った新AIグラス「Meta Ray-Ban Display」」(2025年9月18日) ↩︎
  4. 出典:「Meta、自社製AIチップ「MTIA」新モデルと次世代データセンター構想発表」(2026年03月12日) ↩︎
  5. 出典:Investing.com「Meta 2025年第4四半期決算:AIへの投資加速中に収益が24%急増」(2026年1月29日) ↩︎
  6. 出典:ITmedia NEWS「Amazon決算、AWS成長率24%に加速 AIインフラ投資で2026年は2000億ドルの設備投資を計画」(2026年2月6日) ↩︎
  7. 出典:Bloomo証券「【アマゾン決算みどころ】AWS成長率とAI戦略に注目、過去最高益更新なるか」(2025年4月23日) ↩︎
  8. 出典:Investing.com「アマゾン、生成AI搭載の「アレクサプラス」本格提供を開始」(2026年2月5日) ↩︎
  9. 出典:Amazon.com, Inc. Form 8-K(2026年2月6日) ↩︎
  10. 出典:Netflix, Inc. 2025 Q4 Shareholder Letter(2026年1月20日) ↩︎
  11. 出典:Yahoo!ニュース「Netflixの「WBC」配信、生中継は全プランで広告あり。実況/解説者や割引キャンペーンなど詳細発表」(2026年2月9日) ↩︎
  12. 出典:Bloomberg「Netflix、2026年に番組制作支出10%増-1~3月利益見通しは予想下回る」(2026年1月20日↩︎
  13. 出典:THR Japan「パラマウントがワーナーを約17兆円で正式に買収!歴史的メガ合併はNetflix撤退直後に決着、巨額すぎる資金の出所とは」(2026年3月1日) ↩︎
  14. 出典:Forbes Japan「Netflix、ワーナー買収撤退で株価急騰——市場が評価した『財務規律』」(2026年2月28日) ↩︎
  15. 出典:Investing.com「アルファベット、2025年第4四半期は過去最高の収益とクラウド収益性の急増を記録」(2026年2月4日) ↩︎
  16. 出典:Bloomberg「アルファベット、AI投資で今年最大1850億ドル想定」(2026年2月4日) ↩︎
  17. 出典:Investing.com「アップル2026年度第1四半期決算:市場予想を上回る業績」(2026年1月29日) ↩︎
  18. 出典:Investing.com「アップル、Siriの刷新にGoogleのGeminiを採用、Alphabetの時価総額4兆ドル達成」(2026年1月13日) ↩︎
  19. 出典:Investing.com「マイクロソフト2026年度第2四半期:AIへの大規模投資の中、クラウド収益が500億ドルを突破」(2026年1月29日) ↩︎
  20. 出典:Investing.com「エヌビディア第4四半期決算、予想上回り株価上昇」(2026年2月26日) ↩︎
  21. 出典:NVIDIA Japan Blog「NVIDIA、Rubin で次世代 AI を始動 — 6 つの新チップと驚異的な AI スーパーコンピューター」(2026年1月6日) ↩︎
  22. 出典:Investing.com「エヌビディアのSWOT分析:AIブーム中、GPU巨人の株式成長に向けて」(2025年3月20日) ↩︎
  23. 出典:Investing.com「ブロードコム、VMware 合併後のプロフォーマ財務情報を発表」(2024年7月8日) ↩︎
  24. 出典:Investing.com「ブロードコム、2026年度第1四半期決算が予想を上回る」(2026年3月5日) ↩︎
  25. 出典:Investing.com「CrowdStrike、脅威対応を加速する新AI「Charlotte」を発表」(2025年2月13日) ↩︎
  26. 出典:Investing.com「CrowdStrike Holdings、2026年度第4四半期の予想を上回る業績」(2026年3月4日) ↩︎
  27. Palantir公式HP プラットフォーム概要 https://www.palantir.com/docs/jp/foundry/platform-overview/overview ↩︎
  28. 出典:Financial CONTENT「Palantir Shares Surge as "AIP Bootcamp" Strategy Cementing Dominance in Enterprise AI」(2026年3月6日) ↩︎
  29. 出典:Investing.com「Palantir社、2025年第4四半期の収益が急増、株価上昇」(2026年2月3日) ↩︎
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