TECLが-10%暴落した翌日は買いか?設定来74回のデータで検証

TECLが-10%暴落した翌日は買いか?設定来74回のデータで検証

2026年6月5日、TECLが約-19.93%という衝撃的な暴落を記録しました。

SNSでは「どうすればいい?」「ここで買うべきか?」という声が飛び交い、レバレッジETF投資家のメンタルが試される局面となっています。

こういうときこそ、感情ではなくデータで考えましょう。

私のデータ分析の結果、TECLが-10%を超える暴落を記録したのは、設定来(2008年12月〜)でわずか74回でした。

本記事では、その74回すべてのデータ分析を行い、「翌日以降の動き」を徹底検証します。

ドンヨーク

私もTECLを大量に保有しているため、現在メンタルと判断が試される状況に追い込まれています。

「暴落翌日は買いか?」という問いへの答えを、データから導き出します。

この記事でわかること
  • TECLが一日で-10%超下落した回数
  • 2026年6月5日の暴落の原因と、歴史上どの規模に相当するか
  • 暴落翌日・2日後・3日後の騰落率と勝敗データ
  • VIX・Fear & Greedとの相関
  • データにもとづいた、暴落時の対処法
目次

はじめに:今回(20266月5日)の暴落要因について

はじめに、今回の TECL の急落(-19.93%)は、単一のニュースではなく、 複数の悪材料が同時に重なった「複合要因型の暴落」 と考えています。

まず、前日に発表された ブロードコムの決算ショック が市場心理を冷やしました。

売上は堅調だったものの、ガイダンスが市場予想に届かず、 AI 半導体セクター全体に失望売りが広がりました。


さらに、当日の 米雇用統計が予想以上に強い結果 となり、 「インフレ再燃 → 利下げ遅延 → 金利高止まり」という連想から ハイテク株が一斉に売られました。

まさに “Good news is bad news” の典型で、 金利に弱いグロース株が大きく下落する展開となりました。


加えて、2026年に控える SpaceX IPO に向けた資金確保のための利益確定売り も 需給面での下押し圧力として作用した可能性があります。

AI・半導体セクターはここ数年で大きく上昇していたため、 換金売りの対象になりやすい状況でした。

これら センチメント悪化(半導体) × マクロ悪化(金利) × 需給悪化(IPO資金) という3つの要因が重なったことで、 今回の暴落につながったと考えています。

TECL暴落分析:TECLが-10%暴落した日を全て抽出

ドンヨーク

ここからは過去のデータをもとに、暴落のデータ分析を行います。

  • データソース:Google Finance(TECL日足終値)
  • 抽出条件:前日比 -10%以下
  • 集計期間:2008年12月16日〜2026年6月5日(※TECL設定来の全期間)
  • 該当回数:74回

74回の暴落について、当日に加えて、翌日・2日後・3日後の騰落率(いずれも前日比)を集計した結果を表にまとめました。

あわせて当日のVIXおよびFear & Greedの値も示しています。
(VIXは30以上のものを太字にしています。)

2026年6月5日の翌日以降の騰落率については、値が確定次第更新します。

スクロールできます
日付当日翌日2日後3日後VIXFear GreedFear Greed
(Rating)
2010-05-20-10.14%4.41%-3.61%1.04%45.79none-
2011-06-01-10.03%0.37%-3.26%-3.11%18.315extreme fear
2011-08-04-11.23%-0.17%-16.48%11.84%31.665extreme fear
2011-08-08-16.48%11.84%-11.76%13.33%481extreme fear
2011-08-10-11.76%13.33%1.63%-1.54%42.992extreme fear
2011-08-18-10.06%-4.51%0.35%11.36%42.677extreme fear
2011-08-31-10.02%-1.54%-12.44%-1.02%31.6228fear
2011-09-22-10.06%0.95%6.91%-6.44%41.3528fear
2011-11-09-10.17%1.41%0.70%-1.85%36.1659greed
2014-04-04-10.03%-1.60%-1.48%5.16%13.9649neutral
2015-08-21-10.04%-11.45%7.46%11.89%28.038extreme fear
2018-10-10-10.92%-3.74%6.07%-0.04%22.968extreme fear
2018-10-24-11.58%5.51%-4.73%-2.83%25.236extreme fear
2018-12-04-10.14%-0.11%-1.16%-6.81%20.7420extreme fear
2020-01-27-10.04%4.31%0.15%0.73%18.2347neutral
2020-02-24-11.74%-0.21%5.16%-16.25%25.0329fear
2020-02-27-16.25%2.72%17.15%-11.72%39.1613extreme fear
2020-02-28-11.72%13.61%-1.55%19.00%40.1110extreme fear
2020-03-05-10.74%-5.73%-22.37%19.00%39.629extreme fear
2020-03-09-22.37%19.00%-13.76%-29.48%54.463extreme fear
2020-03-11-13.76%-29.48%35.58%-36.18%53.94extreme fear
2020-03-12-29.48%35.58%-36.18%8.58%75.472extreme fear
2020-03-16-36.18%8.58%-9.56%-1.22%82.693extreme fear
2020-03-18-15.89%1.48%-2.60%-12.18%76.455extreme fear
2020-03-23-11.72%23.47%3.52%16.94%61.595extreme fear
2020-03-27-10.09%-3.76%-1.97%-1.48%65.5423extreme fear
2020-05-01-10.08%1.48%6.30%3.32%37.1942fear
2020-06-11-17.32%3.47%2.95%6.80%40.7958greed
2020-09-03-17.52%-4.07%-13.36%9.27%33.658greed
2020-09-08-13.36%9.27%1.62%-1.82%31.4654neutral
2020-10-30-10.97%3.53%5.46%11.41%38.0229fear
2021-02-22-11.00%-0.42%2.91%-10.38%23.4552neutral
2021-02-25-10.38%1.65%8.89%-8.02%28.8946neutral
2021-03-03-10.31%-10.29%5.86%-7.21%26.6744fear
2021-03-04-10.29%5.86%-7.21%12.11%28.5738fear
2021-05-04-10.07%-0.80%-1.13%2.65%19.4843fear
2021-05-10-11.00%-0.15%-0.52%2.59%19.6645fear
2021-09-28-10.49%-0.35%1.48%-1.43%23.2512extreme fear
2022-01-05-11.31%-1.18%-3.38%0.40%19.7351neutral
2022-01-13-10.84%2.01%-0.13%-1.13%20.3152neutral
2022-01-18-10.28%-3.37%2.19%-11.08%22.7954neutral
2022-01-21-11.08%1.25%-6.80%9.07%28.8527fear
2022-02-03-11.33%4.54%-0.32%3.84%24.3526fear
2022-02-11-10.18%-0.73%7.37%-4.71%27.3628fear
2022-02-17-10.07%-3.71%-2.71%-3.27%28.1132fear
2022-03-07-10.17%-1.13%10.45%-2.87%36.4517extreme fear
2022-04-06-10.85%-0.21%-4.01%-6.84%22.146neutral
2022-04-11-10.08%-1.02%5.91%-6.44%24.3743fear
2022-04-22-10.35%-1.16%-11.19%-0.14%28.2132fear
2022-04-26-11.19%-0.14%1.10%-14.23%33.5218extreme fear
2022-04-29-14.23%4.88%1.14%-9.23%33.414extreme fear
2022-05-05-15.11%-4.43%-1.18%-1.13%31.213extreme fear
2022-05-09-10.61%3.01%-9.41%-0.37%34.758extreme fear
2022-05-11-10.10%-0.37%1.25%11.23%32.564extreme fear
2022-05-18-11.66%-0.87%-1.52%3.99%30.967extreme fear
2022-06-10-10.13%-14.93%-0.19%7.42%27.7540fear
2022-06-13-14.93%-0.19%7.42%-12.44%34.0225fear
2022-06-16-11.21%0.43%-0.56%7.42%32.9518extreme fear
2022-06-28-10.84%-0.29%-0.05%-4.02%28.3628fear
2022-08-26-10.95%-3.07%-3.34%-1.71%25.5656greed
2022-09-13-14.99%2.22%-4.54%-2.71%27.2737fear
2022-09-21-10.02%-4.10%0.00%-1.46%27.9927fear
2022-09-29-10.21%-0.43%6.85%9.40%31.8413extreme fear
2022-10-07-10.19%-3.12%-0.14%-0.39%31.3620extreme fear
2022-12-15-10.37%-2.93%-4.43%0.04%22.8360greed
2023-10-25-11.18%-1.33%-0.06%3.66%20.1925fear
2024-04-19-10.66%3.32%3.35%0.28%18.7128fear
2024-07-17-10.88%1.63%-2.31%2.92%14.4846neutral
2024-07-24-10.51%-1.03%3.10%0.23%18.0439fear
2024-08-05-14.73%3.09%-3.12%6.88%38.5733fear
2024-09-03-10.59%-0.42%-0.89%1.05%20.7256greed
2025-04-03-20.00%-19.96%1.31%-5.64%30.0212extreme fear
2025-04-04-19.96%1.31%-5.64%38.84%45.315extreme fear
2026-06-05-19.93%---21.5142fear
TECLが-10%暴落した日(設定来~2026年6月5日)

データを見ると、暴落時はVIXが30を超えたり、Fear & Greed Indexが「Extreme Fear」を示したりするケースが多い傾向にあります。

こうした「歴史的な暴落」の後、株価はどう動いてきたのか。
過去のデータが唯一の手がかりになります。

ドンヨーク

以降は、これらのデータについて詳しく分析していきます。

下落率ワースト10|2026年6月5日の暴落は6位にランクイン

まずは、下落率ワースト10を抽出してみます。

スクロールできます
No.日付当日翌日2日後3日後VIXFear GreedFear Greed
(Rating)
12020-03-16-36.18%8.58%-9.56%-1.22%82.693extreme fear
22020-03-12-29.48%35.58%-36.18%8.58%75.472extreme fear
32020-03-09-22.37%19.00%-13.76%-29.48%54.463extreme fear
42025-04-03-20.00%-19.96%1.31%-5.64%30.0212extreme fear
52025-04-04-19.96%1.31%-5.64%38.84%45.315extreme fear
62026-06-05-19.93%---21.5142fear
72020-09-03-17.52%-4.07%-13.36%9.27%33.658greed
82020-06-11-17.32%3.47%2.95%6.80%40.7958greed
92011-08-08-16.48%11.84%-11.76%13.33%481extreme fear
102020-02-27-16.25%2.72%17.15%-11.72%39.1613extreme fear
TECL暴落ワースト10(設定来~2026年6月5日)

ワースト1~3、7~8、10位はコロナショック(2020年3月)、4~5位はトランプ関税ショック(2025年4月)で、この2つのショックがワースト10のほとんどを占めています。

今回の暴落(2026年6月5日/-19.93%)は、TECLの歴史においてワースト6位に相当します。

しかしながら、ワースト10の顔ぶれと比較すると、ひとつ大きな違いがあります。

2026年6月5日は、トップ10のなかで唯一VIXが30を下回っており(21.51)、Fear & Greedも42(Fear)にとどまっています。

他のトップ10はいずれもVIXが30超、Fear & Greedも一桁〜20台のExtreme Fearが大半を占めており、市場が完全にパニック状態に陥っていました。

つまり、下落幅はワースト級でも、市場全体の恐怖度はそれに見合っていません。
Extreme Fearには程遠い水準での暴落であり、まだ売り圧力が出尽くしていない可能性も否定できない局面です。


また、ワースト10の結果から目を引くのは翌日の動きの激しさです。

2020年3月12日(2位)では翌日に+35.58%という驚異的な反発を見せた一方、2025年4月3日(4位)では翌日にさらに-19.96%と続落しています。

暴落の翌日の値動きは変動が大きい傾向にあり、どちらに振れるかの予想も難しいです。

ドンヨーク

次からは、翌日以降の値動きについて、より詳しく分析していきます。

暴落翌日は買いか?|勝敗を分析

74回の暴落のうち、2026年6月5日を除く73回について、翌日の騰落率を分析します。

以下は、当日・翌日の騰落率の関係を散布図にプロットしています。

TECL 当日・翌日の騰落率データ(散布図)
TECL 当日・翌日の騰落率データ(散布図)

また、翌日の勝敗(プラス or マイナス)の結果は以下のとおりです。

条件回数割合
プラス(上昇)32回43.8%
マイナス(下落)41回56.2%
TECL-10%以上の下落があった日の翌日の勝敗

翌日にプラスになったのは43.8%で、過半数(56.2%)は続落しています。

一方、翌日の騰落率の平均値+0.70%で、中央値は-0.19%でした。
平均値だとプラスなのは、一部の大幅反発(2020年3月12日の翌日+35.58%など)が平均を押し上げているためです。


以上のデータより、「暴落翌日は買いか?」という問いに対する私の結論は

半分以上は続落であるため、翌日の反発を期待した買いは、データ的に根拠が薄い

と考えます。

ドンヨーク

一方、売りについても同様で、「翌日も下がるに決まっている」という確信もデータにはありません。

よって、今すぐ売るのは合理的な判断とは言えません。

2日後・3日後の動きはどうか

翌日だけでなく、その後の推移も確認してみます。

期間プラス回数マイナス回数平均騰落率
翌日(1日後)32回(43.8%)41回(56.2%)+0.70%
2日後31回(42.5%)41回(56.2%)-0.81%
3日後34回(46.6%)39回(53.4%)+0.31%
翌日〜3日後の累積36回(49.3%)37回(50.7%)-0.30%

翌日〜3日後の累積リターンの平均は-0.30%です。
プラスで終わる確率も49.3%対50.7%でほぼ拮抗しています。

つまり、「暴落直後の3日間」で見ても、上がるか下がるかはほぼコイントスに近い結果です。

ドンヨーク

「暴落後すぐ買えば必ず反発する」という直感は、データには支持されません。

年ごとの暴落回数分析

74回の暴落(日次で-10%以上)が、年ごとにどう分布しているかを見てみましょう。

該当回数
2010年1回
2011年8回
2012年0回
2013年0回
2014年1回
2015年1回
2016年0回
2017年0回
2018年3回
2019年0回
2020年17回
2021年7回
2022年27回
2023年1回
2024年5回
2025年2回
2026年1回
合計74回
年別の暴落回数(日次で-10%以上)

まず、2022年だけで74回中27回(36%)を占めています。
金利急騰・ハイテク株崩壊という構造的な下落局面で、暴落が何週間にもわたって連続したためです。

次点でコロナショックのあった2020年です。
ここでは、さらに深刻なクラスター暴落が発生しています。

2020年3月を例に挙げると

  • 3月9日:-22.37%
  • 3月11日:-13.76%
  • 3月12日:-29.48%
  • 3月16日:-36.18%
  • 3月18日:-15.89%

わずか2週間で5回の-10%超が発生しました。

こうした局面では、「翌日に一発で底を拾う」のは事実上不可能です。

2025年4月も同様で、4月3日に-20.00%を記録した翌日4月4日はさらに-19.96%と続落しています。

今回の2026年6月5日の暴落が同様の局面の入口である可能性は、否定できません。

「1回の暴落で全力買い」が危険な理由が、このデータに凝縮されています。

VIX・Fear & Greedと翌日の動きの相関分析

74回の暴落データについて、市場の恐怖度(当日のVIXとFear & Greed Index)によって、翌日の動きに違いがあるのかを検証します。

Fear & Greed Index別の翌日騰落率

Fear & Greed Rating該当回数翌日プラス率翌日平均騰落率
Extreme Fear32回46.9%(15回)+1.73%
Fear24回37.5%(9回)-0.63%
Neutral10回50.0%(5回)+1.21%
Greed6回33.3%(2回)-0.94%
Fear & Greed Index別の翌日騰落率

※2010年5月20日の1件はFear & Greed Indexのデータが存在しないため集計対象外。翌日データありの73件のうち72件が対象です。

データを正直に見ると、Extreme FearとNeutralがプラス、FearとGreedがマイナスという結果であり、明確なパターンが読み取りにくいデータです。

注目するならば以下の2点です。

① Extreme Fearのときが最も翌日平均が高い

「恐怖が極限に達しているとき」の暴落は、翌日平均が+1.73%と最も高い結果でした。

市場全体が売り一色になった局面では、翌日に反発が入りやすい傾向があります。

② Greedのとき最も翌日平均が低い

市場がまだ強気ムードのなかで暴落が起きた場合、翌日も続落しやすい傾向があります。

「恐怖が出尽くしていない局面での暴落は危険」という直感とは一致する結果です。

VIX水準別の翌日騰落率

VIX水準該当回数翌日プラス率翌日平均騰落率
VIX 50以上7回71.4%(5回)+7.84%
VIX 30以上37回56.8%(21回)+2.35%
VIX 30未満36回30.6%(11回)-1.00%
VIX水準別の翌日騰落率

※VIX50以上の7回はVIX30以上の37回に含まれます。

これは非常に明確な傾向が見られました。

暴落当日のVIXが大きいほど、翌日の反発も大きくなるという傾向があります。

ドンヨーク

特に、VIX50以上(市場が完全にパニック状態)では翌日プラス率71.4%・平均+7.84%でした。

今回(2026年6月5日)の条件で過去を振り返ると

2026年6月5日のVIXは21.51、Fear & Greedは42(Fear)でした。

過去データのうち「VIX30未満かつFear」という同条件での暴落は18回でした。

この18回について、翌日の騰落率を分析すると、

  • 翌日のプラス率:27.8%(5回)
  • 翌日の平均騰落率:-1.25%

でした。

これは全体平均(翌日プラス43.8%・平均+0.70%)よりも悪い数字です。

よって、”このデータ”から見ると、翌日の反発の期待は薄いと考えられます。

今回の暴落は規模こそワースト6位に相当しますが、恐怖指数の水準は「極限の恐怖に達した局面」には至っておらず、まだ売り圧力が出尽くしていない可能性も否定できない局面です。

なお、本分析はあくまで過去の価格データをもとにした統計的な傾向であり、それぞれの暴落の「背景や原因」は考慮していません。

暴落がどのような要因で引き起こされたかによって、その後の値動きのパターンは異なる可能性があります。

TECLの暴落にどう向き合うか

ここまでのデータから、TECL暴落のその後について、結論を述べます。

「暴落翌日に買えば上がる」という法則は存在しません。

翌日の上昇確率は43.8%。3日後までの累積でもほぼ五分五分です。

暴落直後の「感情的な押し目買い」は、根拠のないギャンブルと言えます。


では、TECLの暴落時に何をすべきか。私のルールはシンプルです。

買いの目安:「Fear & Greed Index が10以下」 かつ 「VIX が30以上」

この条件を満たすとき、少量ずつ分割で買い増しする方針です。

ドンヨーク

よって今回(2026年6月5日)の暴落ではこの条件を満たしていないため、私はこのタイミングでの買い増しは行いません。


一方、逆に売るかどうかについては、その時々で判断が変わるため、本記事では言及を控えます。

それこそ、「暴落要因」とそれらの今後の予測を踏まえて判断する必要があると思います。

ドンヨーク

しかしながら、直近のテック株市場の過熱感は感じていましたので、今回の暴落は比較的予見しやすいものだったというのが正直なところです。

よって、事前にある程度利益確定できなかったことは素直に反省しています。

ドンヨーク

Fear & Greed Indexについては、以下の記事でも私の戦略を述べています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

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まとめ:74回の暴落から得られた3つの教訓

本記事では、TECLが-10%以上の暴落を記録した設定来74回のデータを検証しました。

分析結果を以下にまとめます。

分析項目結果読み取れる傾向
暴落翌日の上昇確率43.8%過半数は続落。
翌日反発を期待した買いは根拠が薄い
暴落翌日の平均騰落率+0.70%一部の大幅反発が平均を押し上げている。
中央値は-0.19%
翌日〜3日後の累積上昇確率49.3%ほぼコイントス。
暴落直後の短期反発は読めない
翌日〜3日後の累積平均騰落率-0.30%3日間保有しても平均値はマイナス傾向
VIX30以上時の翌日上昇確率56.8%VIXが高いほど翌日は反発しやすい
VIX30未満時の翌日上昇確率30.6%VIXが低い局面の暴落は翌日も弱い
Extreme Fear時の翌日平均騰落率+1.73%恐怖が極限に達した局面はやや反発しやすい
Greed時の翌日平均-0.94%強気相場中の暴落は翌日も続落しやすい
最多暴落年2022年(27回)構造的な下落局面では暴落が長期間連続する
分析結果まとめ

データが示す結論を一言で言うと

「暴落翌日は買いチャンス」という直感は、統計的に支持されない。

翌日に反発するかどうかは、VIXやFear & Greedの水準によって傾向が変わりますが、いずれにしても確率は五分五分に近く、一発で底を拾える保証はどこにもありません。


最後に本分析から得られた、TECL暴落時における3つのポイントをまとめます。

  • ① 翌日の反発は「期待できない」

    翌日プラスになるのは43.8%。過半数は続落します。感情で押し目を狙うのは禁物です。
  • ② 暴落はクラスターで来る

    構造的な下落局面では、-10%超が何度も連続します。一発で底は拾えません。
    分割買いが唯一の合理的対応です。
  • ③ ルールが最強のメンタル安定剤

    Fear & Greed Index や VIX の条件を設けることで、「買うべきか迷う」時間をゼロにできます。
    感情ではなくルールで動きましょう。

レバレッジETFの暴落は、いつの時代も投資家のメンタルを揺さぶります。

しかし、感情で動いた先に待っているのは、高値つかみか狼狽売りのどちらかです。

ドンヨーク

ルールを持ち、データを根拠に淡々と行動する。
それがTECLと長く付き合うための唯一の方法です。

ドンヨーク

3倍レバETF(TQQQ・TECL・SOXL)のデータ分析は以下の記事でも実施しています。

レバETFに関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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※本記事の内容は過去データに基づく筆者独自の分析であり、将来のリターンを保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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